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zoom RSS 不幸な佳作MGシナンジュスタイン

<<   作成日時 : 2013/05/26 15:21   >>

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このところマスターグレード(MG)シナンジュスタインの大安売りをよく見かける。今だけじゃない、シナンジュスタインは発売後から安売りされる事の多い商品だ。つまりそれだけ「売れていない」ということだ。

人気のシナンジュのバリエーションとはいえ、もともと原作にもアニメにも登場しない設定だけの存在だ。「ガンダムUC−MSV」プロジェクトの一環としてゲームや商品展開が行われている。PS3のゲーム「機動戦士ガンダムUC」に登場した際にその姿が明らかになった。ただし有料コンテンツなので誰もが見られるというわけではない。
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だから、一般の知名度は「低い」ものと容易に想像できる。そのマニアックなMSがいきなりのMGで発売と聞いたときには驚いたし、メーカーの良識を疑った。いくらガンダムUC関連のガンプラが良く売れているとはいえ、知名度の低いMSを高額商品で発売することはリスクが高いと思うのだ。まずはHGUCで発売し、売れればMGでというのが一般人の考えだと思うのだが、開発側はそうは思わなかったらしい。HGUCだと完全新規設計になるがMGはフレームが共有できるので外装だけを新規設計すればよい。だから開発コストは安く抑えられるというのだ。だからといって商品の価格が下がるわけではない。MGシナンジュスタインVer.Kaの定価は7350円で、MGシナンジュVer.Kaと同じだ。もっとも、MGシナンジュVer.Kaにはバスーカーがないのでバズーカー付きのアニメ版シナンジュの7875円よりは安いのだが。でも、22枚!あるランナーのうち他キットと流用が効くのはおそらく6枚程度。HGクラスを新規設計する以上にコストがかかっているような気がするのだが。
知名度がないならせめて格好良さやギミックなどでアピールできる点が欲しいものだが、残念ながらシナンジュスタインにはそれが乏しい。同じくUC−MSVのデルタカイとスタインどちらが格好良いかと聞かれれば多くの人がデルタカイと答えるだろう。私の周囲にはそのような意見が多かった。

設定では「UC計画」で開発されたMSなので連邦系のラインでデザインされている。顔もガンダム風だ。ところどころにシナンジュの意匠が残っており、シナンジュのバリエーション機(設定上は逆である)なんだなと分かる外観になっている。全体としては悪くないデザインだとは思うが、いただけないのは頭部だ。ヘルメットの形はなぜかシナンジュと同じなのだ。だからといって、MGシナンジュのパーツを流用しているわけではない。ランナーは新規開発だ。角のないシナンジュのヘルメットにマスクだけがガンダム風の姿は格好悪い。フレームが同じなのだから似たようなパーツ構成になるのは当たり前だが、外装が同じというのはやりすぎではないだろうか。おそらく、シナンジュスタインの人気が低い理由のひとつはこの退屈な頭にある。

手持ち火器にシナンジュと同系のバズーカーがつくのは良いとしても、メインウエポンであるハイビームライフルがでかい箱に筒をくっつけた鈍重そうなライフルである。ひと目でνガンダムHWSの武器を真似していると分かる。火力と防御力を重視したHWSならふさわしい武器でも、高機動型の機体にはふさわしくない火器だ。シナンジュのライフルと同型かプロトタイプ的な武器、あるいはシールドがそうであるようにノーマルのνガンダムかHiνガンダムのライフルと共通性を持たせたものの方がしっくりとくる。シナンジュスタインという機体の性格を真剣に考えずに、HWSのビームライフルに似た武器が100分の1で手に入るという商品としての面白さを優先させたのだろう。ついでに書くと新規開発されたスタインの外装部分はあまり気合の入った設計ではないように感じる。各部のバーニアの処理は投げやりな感じだしバックパックはスカスカだし、全体の面構成はのっぺりして味気ない。フレームやバズーカーの密度感に比べると物足りない。

結局のところガンダムUC人気とVer.Kaブランドに胡坐をかいて開発側の都合で作った商品なのではないだろうか。高額で人気のない商品を売らされる店側もたまったものではない。

ただ、キットの名誉のために一言付け加えておくと、キット自体は大きなわりに組み立てやすい良いキットだ。むやみにパーツ分割をせず、少ないパーツ構成で形になるように設計されている。プラモ用接着剤で接着できず、塗装しにくく、作りにくいABSパーツやポリキャップを使わずに極力スチロール樹脂(PS)で構成されている。間接部分のPSは外装部分のPSよりも粘りがありポリキャップを使わなくてもスムースな可動を実現している。この構成はスタインが最初ではないが、大きさや可動性能のわりに作りやすい良いキットだ。

塗装せずに完成させるなら、MGガンダムVer.2.0よりも簡単かもしれない。しかも大きいだけに完成した後の充実感はガンダムVer.2.0以上だ。安く手に入るならガンプラ好きなら作って損はないかもしれない。

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問題はスタインという機体を欲しいと思うかどうかだろう。

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